弁護士をやっていますと、たくさんのお金持ちの方に出会いますが、一言に
「お金持ち」
といっても、その特徴・生態・習性・思考上の偏向等は様々です。
ただ、1つ言えることは、どのタイプの
「金持ち」
も、
一般大衆とはまったく異なった思想・価値観・美意識・感受性・経済感覚を持っている、
ということです。
ここで、私個人の経験上の蓋然性を基礎に形成・獲得した、
「『金持ち』という生き物の種別に対応した、生態観察結果(といっても、主観的で、偏見に満ちたものである可能性はあります)」
を披瀝し、
「お金持ち」との付き合い方(あるいは距離の置き方や避け方)
をみていきたいと存じます。
特に、
「金持ちと結婚して絶対幸せになってやる!」
と意気込む婚活女子にとっては、
「金持ちとどのように接点をもち、関係構築していくか(あるいは、金持ちと関係を構築してもあまり幸せに生きることに貢献しないと判断される場合、どのように関係をリストラするか)」
を考える上で、多いに参考になるのではないか、と思いますので。
ここで、ひとくくりに
「金持ち」
といっても、いくつかのタイプに別れます。
猿にも、チンパンジーやゴリラやニホンザルやメガネザルやボノボ等いろいろ種類がいて、それぞれに行動上の偏向的習性が様々であるように、種別を整理して種別毎に典型的な生態を観察することは、科学的におおいに意味と価値があります。
私の小さな経験と歪んだ思考と強固な偏見において、日本に生息する
「金持ち」
を分類しますと、
「お金持ち」
のタイプとしては、
(A)資産家、
(B)オーナー企業創業者、
(C)オーナー企業後継者(二代目以降)、
(D)投資家、
(E)財産形成に成功したプロフェッショナル(士業の成功者やオーナーシェフや開業医や芸能人や出世したサラリーマン重役等)
に整理されると考えられます。
著:畑中鐵丸
初出:『筆鋒鋭利』No.136-1、「ポリスマガジン」誌、2018年12月号(2018年12月20日発売)
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