00095_苛酷な社会を生き抜くための「正しい非常識」23_(9)「力」を持ちましょう_20200420

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本コンテンツシリーズにおいては、個人で商売する方や、資産家や投資家や企業のオーナー経営者の方、出世して成功しようという意欲に燃える若い方、言い換えれば、「お金持ちや小金持ち、あるいはこれを目指す野心家の方々」へのリテラシー啓蒙として、「ビジネス弁護士として、無駄に四半世紀ほど、カネや欲にまつわるエゴの衝突の最前線を歩んできた、認知度も好感度もイマイチの、畑中鐵丸」の矮小にして独善的な知識と経験に基づく、処世のための「正しい非常識」をいくつか記しておたいと思います。
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ニコロ・マキャベリという、ルネサンス期のイタリアにいた、ノンキャリ役人だったさえないオッサンがこんなことを言っています。

「武器なき預言者は破滅する」
と。

割とイカすことをぬかしてくれてます。

畑中鐵丸も部下に対して、
「力がなければ正義は寝言だ」
とよく言います。

「力」
を身につけましょう。

お金はもちろん力です。

情報もコネクションも力です。

「陳腐な情報や、コモディティ的な知識ではなく、人生をうまいこと渡り切るための、経験に基づくホンモノの智慧」
も力です。

身につけるべきは、ホンモノの
「力」
です。

常識や固定観念から解き放たれて、正しい情報を選び、正しく判断でき、組むべき相手を間違えず、時間を大切に、目的優先・世間体軽視の姿勢で、徹底して合理的に行動する、そんな
「力」
を、です。

「力」
を身につければ、
「正義」
とやらは、後から、黙って、卑屈に、ノコノコと、ついてきます。

「正義」
などという代物は、
「力」
のヒモか愛人か奴隷のようなもので、カネとか暴力には簡単に屈します。

ペンは、剣より強し。されど、広告主や電通には勝てません。

著:畑中鐵丸

初出:『筆鋒鋭利』No.152-1、「ポリスマガジン」誌、2020年4月号(2020年3月20日発売)

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