会社の憲法をつくるときや訓示するとき、
「説教臭い」
ものは、 NGでしょう。
それは、要するに、
「一過性はあっても持続可能性がない」
ということです。
いわば、
「下りのエスカレーター登るのと同じ」
ようなもので、構造的に無理があるといえます。
要するに、説教臭い会社の憲法や説教臭い社訓は、企業経営者が、
「自分に対する戒め」
としてつかうものであり、従業員に強いるのはNG、ということです。
なぜなら、
「説教臭い」
は、
「ジジくさい」
「年寄りくさい」
「退屈な」
と同様に、人間の本来的なエネルギーに反しているからです。
では、会社の憲法や訓示は、どのようなものがいいのでしょうか。
人間というものは、欲があります。
「お金」
「地位」
「わくわく」
「刺激」
「楽しい」
「勝負に勝つ」
というような欲を前にすると、人間は、自然とやる気を出します。
・ゲームのロジック
・ゲームのルール
・プレーの楽しさ
を構築し、企業経営者から従業員に対するメッセージとして、これらを伝え、そして、評価するものが、会社の憲法であり、訓示です。
構造的・本質的に、素直で自然で無理しない
「欲」
に適合したゲームのロジック・ルール・推奨されるプレースタイルを、
「ミエル化」
「カタチ化」
「言語化」
「数字化」
「定量化」
「フォーマル化」
プラス
「イージー化」
「カジュアル化」
「面白化」
することです。
このようにして、会社の憲法、会社トップの訓示を運用していくと、会社は、構造的に大きくなっていくでしょう。
著:畑中鐵丸