00140_「貧乏」という病_20200320

私が、「貧乏人バイアス」と勝手に名付け、遠ざけている価値観・理念・哲学があります。 例えば、「お金は汚いもの」「お金に執着する心は邪悪で堕落している」「お金を追求する営みは、下劣で、志の低い営み」といった、美辞麗句です。...

00139_知性と教養ある人間にとって「明確な意見をもつ」のは難しい_20220220

よく明確な意見をもつべき、主張をはっきりさせるべき、という言葉を聞きます。 しかし、日本人、特に、日本の知識人にとっては、この「明確な意見をもつ」ということはとても難しい事柄です。 事実がこうなっている、論理としてはこれ...

00138_権力と戦うヤツはアホ_20220120

新聞や雑誌やテレビで、「権力と戦う弁護士」「権力と戦うジャーナリスト」「わが政党は、権力と徹底的に戦います」といった勇ましい言葉を目にすることがあります。 私も、「自由と正義を実現し、そのためには権力と戦うことを辞さない...

00137_敵に塩を送らず、毒を送れ_20211220

今回は、軍事作戦や外交戦略の話です。 「敵に塩を送る」という逸話、というか美談があります。 戦国時代、海に面した領地を持たない甲斐の武将、武田信玄は、東海地方から塩を手に入れていました。 しかし、領主今川氏真は、関東地方...

00136_「訴えてやる!」と言われた場合の対処法(続)_20211120

今回は、前回の続編として、弁護士っぽい話となりますが、「訴えてやる!」と言われた場合の対処法を続けて解説します。 例えば、名誉毀損とか侮辱されたという類の喧嘩が起こったとして、トラブルの相手が「訴えてやる」と言ったところ...

00135_「訴えてやる!」と言われた場合の対処法_20211020

今回は、弁護士らしいお話です。 日常の口論でも、喧嘩がエスカレートすると、「訴えてやる」「出るとこ出てやる」「裁判沙汰だ」といった物騒な言葉が飛び交うことがあります。 こういうおどろおどろしい言葉で詰め寄られた場合、皆さ...

00134_文明社会は「悪徳の栄え」を許容する_20210920

今回は、文明社会と「悪徳の栄え」との関係について述べてみます。 社会の文明度合いが進めば進むほど、犯罪は減り、喧嘩が減り、より、安全・安心に暮らせる空間ができあがる、というのが一般的な常識かと思います。 まさに「衣食足り...

00133_パワーについて_続_20210820

今回も、前回に続き「パワー」というものについてお話したいと思います。 パワー、一般に力といわれますが、お話したいのは動力や馬力の話ではなく、そこはインテリっぽく、権力や暴力や政治力や国家権力など、人や社会を動かす支配の源...

00132_パワーについて_20210720

今回は、「パワー」というものについてお話したいと思います。 パワー、一般に力といわれますが、お話したいのは動力や馬力の話ではなく、そこはインテリっぽく、権力や暴力や政治力や国家権力など、人や社会を動かす支配の源泉について...

00131_アフターコロナ・令和の時代を読み解く_その4・完_20210620

当初連載を想定していませんでしたが、思わぬ形で連載となってしまった「アフターコロナ・令和の時代を読み解く」と題する記事の続きです。 スピリチャル的な話として、「物理的所有」の価値観に重きをおく「土の時代」から、情報や知識...